詩
宇宙
進化と退化を兼ねて時を刻む
無常の空間 天に従う心
無量の運命 天に向かう心
無数の軌跡 未知なる星を
無数の奇跡 新たなる星を
未来を切り開く心無限なり
偉大なる宇宙永久なるそら
改訂令和六年八月十二日
短歌
中庭の
見上げど見えぬ
形こそ
桜の描く
巡らす思ひ
令和六年四月二日
短歌
のどやかな
彩る梅の
時の庭
喉もち潤う
添える松かな
令和六年三月二日
短歌
北の宮
華美降り灌ぐ
いにしえの種
栄衰に
歴る姿なり
令和五年二月二十九日
短歌
長雨の
天に寄り添う
東雲に
祝うときより
地に至極色
令和四年七月十一日
短歌
ちはやぶる
輝き世にと 祈りをも
神の慣わし なりたる心
令和三年十一月
短歌
陰陽の
小鳥囀る 芳しき
薔薇の魅惑に 折り恍らむ
令和三年
短歌
天命に
廻り四方に 刻みしと
平和の祈り 故人の思ふ
令和三年
短歌
新緑の
生命漲る 風に茶菓
揚羽の如く 嗜みてけり
令和三年
短歌
雨露に
花煌めくを 幾久
丘の景色に ならましものを
令和三年
詩
緑
美しい姿へ 自然の姿
美しい心へ 自然の心
緑あふれる空
平和な緑
平成二十八年五月十四日
詩
争
争いのない世界 夢叶うとき ひとつとなる
争うこと 向上すること 矛盾が生じること
痛みを理解し その心 広め続けること
痛みを感じて その心 形を変えること
痛みを言葉に その心 伝え続けること
後をふりかえ 過去を 読む力
先を見据えて 未来を 描く力
争う心 光ある現在へ
平成二十七年八月四日
詩
道
生を受けたその時 与えられる 道
歩み続けるこの道 与えられる 時
流れ行くこの時間 与えられた 意識
人生を歩むこの道 二つとない 道
しっかりと踏みしめ 歩く
後悔を積み重ね 皆 歩く
終える道 祝福の道 歩み続ける魂
新しい道 薔薇の道 歩み続ける命
受け継ぐ心 永久に
平成二十六年十一月四日